XP 2nd
2005年12月46日: PofEAA読書会:第9回 - 角谷HTML化計画(2006-01-15)に
時を超えた プログラミングの道
が置いてある。これを読んで、自分が知りたいことが少し見えた。
「様々なフォースをアラインする実践方法を知りたい。」
プロジェクトのフォースにはいろいろある。
- 開発側の企業文化
- お金
- 顧客の要望
- 求められる品質
- 納期
- 女
- オープンソース依存
- ベンダー依存
- 独自開発依存
- リリースタイミング
- プロジェクトメンバー
- 権力
- 開発インフラ
- プロジェクトメンバーの性格
- アーキテクチャ選択
- 開発者の嗜好
- 開発者の健康状態
- 政治
- 営業者同士の関係
- 顧客の機嫌
- 男
- エンドユーザの嗜好
・・・・
実際のプロジェクトでは、フォースは多数に存在し個々のプロジェクトで、そのフォースの強さは異なる。
同じプロジェクトなど1つも存在しない。
また、プロジェクトに関わる人も様々。例えば「プログラマ」といっても、実際の現場では、色々生息している。
- Windows系プログラマ族
- Uinx系プログラマ族
- 組み込み系プログラマ族
- なんちゃってプログラマ族
- Geek系プログラマ族
- ライトWeb系プログラマ族
- ザッツ・エンタープライズ・プログラマ族
- UML大好きプログラマ族
- ソースコード大好きプログラマ族
・・・
経営者、マネージャ、エンドユーザ、顧客等がさらに多数分類される考えると
多数の種族が存在し、多数の思考様式と行動様式がプロジェクトで渦巻くことになる。
この現実を無視して、プロジェクト運営すれば、フォースが乱れるのは想像に難くない。
そんな状況のなかで、
- 割り当てられた予算内で開発を行い
- 過不足なく機能を付け
- エンドユーザに満足してもらえるインターフェースを作り、
- IT戦略にそった、対費用効果をあげられる
- 製品を納期どおりにリリースして
- 発注者に満足してもらう仕事の質で
- 開発者も満足する仕事をする
ように、プロジェクト運営し、現実解を導きださなければならない。
なるほど、ソフトウェア開発って、難しい訳だ。
「フォースの流れをつかみ、アラインできるようにするのにどうすればよいのだろうか?」
開発プロセス?成果物の流れ、情報の流れ、開発の流れは、つかめても、フォースの流れはつかめない。
パターン?ステークホルダーの共通の語彙というアイデアは魅力的だが、実際のところ一部の開発者の語彙としてしか機能していない。
ファシリテーション?正常なフォースのアラインを作り出すロールモデルが提示できている点で私は好感を持っている。ただ、私には、今そこにある危機に、ファシリテーションで万事OKってのが想像できない。
何だろう?フォースの流れをつかみ、アラインできるようになるには?
何だろう?