Entries from 2012-06-01 to 1 month

経験主義とTDD

TDDの特徴の1つは、プログラマーの身体を通じた知覚を重視している点にある。コードがクリーンかどうかを判断する標本のいくつかは外部参照はできるものの、重要判断ポイントは 「【私が(他人が)】心地よく読めるか?」の問いにどう答えるかにある。 (可…

ダイアローグ

6章を読み返していた。怒り嘆きなど負の感情の濁りを感じたときは、 時々読み返し、心の洗濯に使っている。 お風呂を沸かすかな。ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ作者: デヴィッド・ボーム,ピーター M センゲ,金井真弓出版社/メーカー: 英治…

ユーザーストーリーと詳細の仕様

ユーザーストーリーには、ユースケースのような詳細の仕様記述はない。 代わりになるのは、顧客と開発者で交わされる会話と具体例による仕様(受入れテスト、振る舞い)であろう。 Given When Then や 表などが、ビジネスサイドにも解りやすい道具が好まれる…

ユーザーストーリーとシンプルな解の探求

ユーザーストーリーでは、 Why、Who、What を 明らかにする会話が、顧客と開発チームの間で交わされる。 各々の機能の仕様が早期にFIXされすぎて、開発者が代替案提示する余地がまったくないでは、プロジェクトの運営が難しくなる。 ユーザーストーリーには…

ユーザーストーリーの「I want to ....」

As a I want to so that ユーザーストーリーの記述フォーマット。 日本語だと、I want to の 私は 〇〇したい の<私>主語が、よく省略される。ただ口でしゃべるときは、省略せず、ロールになりきって「〇〇として、【私は】」 をはっきり言った方が感情移…

「TDDは プログラマーが主体で行うテストだ、どちらかといえばビジネスとテクノロジーだとどちらかといえば後者だ。」の説明。相対的にはずしてはいない説明なんだけど、私は少し不満がある。DDDでは、 開発者が、対象ドメインを知りたい、理解したい、ドメ…

ライフゲーム、テストケースで対象ドメインに対する理解をテストケースでうまく囲い込んでいくと、 Wikipediaの ライフゲームのルールを記載してような内容が、プロダクションコード内で圧縮して表現できるところに到達する。(個人的には、全体のボードでは…

Unit Test内の外側のテスト、内側のテスト

単体テストケースにも、ドメインの期待する期待する振る舞いを明確にしていくテストケースと、外側だけではジャッンプし過ぎなので、補助問題設定し、ドメインの構造を一歩づつ確実にクリアにしていくテストケースをよく分けて考えている。 (補助問題を考え…

ソフトウェアづくりにおける対話についての考察

インセプションデッキ、User Stories, BDD, DDD, ペアプログラミング、デモ、ふりかえり。これらの活動ですべてに共通して重要視していることは、対話である。対話(dialogue)の語源をたどると [人々の間を通って流れている「意味の流れ」という映像やイメ…

間主観性の現象学

間主観性の現象学 その方法 (ちくま学芸文庫)作者: エトムントフッサール,Edmund Husserl,浜渦辰二,山口一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/05/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る難しい。読み切った。理…

関係の質 → 会話の質 → ユーザーストーリーの質 → 仕様の具体例の質 → コードの質 → 成果の質 → 関係の質 の好循環サイクル