間主観性の現象学

間主観性の現象学 その方法 (ちくま学芸文庫)

間主観性の現象学 その方法 (ちくま学芸文庫)

難しい。読み切った。理解度は低い。もう一周しないとだめだなぁ。

間主観性現象学に興味を持ったルートは、複数存在する。

。。。

間主観性 を ソフトウェア設計で、無理矢理例えることを試みる。

  • まずオブジェクトに着目するというより、まずメッセージのやりとりに着目し、後からオブジェクトの差異化を通じて構造を導き出していく設計の感覚。アウトサイドインで振る舞い(ユーザーとソフトウェアのメッセージのやりとり)から、構造を導き出していくアプローチ。 モックを使った振る舞いから構造を導き出す アプローチに 何か似たものを感じているんだが、これ以上はうまく説明できない。
  • モデラーは、客観的(神の目)なまなざしで対象を捉えるのではなく、モデラーは、対象に積極的に関り合うことを通じて、対象を捉えようとする感覚。DDDで、ホワイトボードに構造が描かれる以前の、モデラープログラマー)がドメインエキスパートとの対話を通じてドメイン対象に出会っていく瞬間瞬間の流れのあの感覚。BDDの仕様の具体例を対話を通じて、モデラープログラマ-テスター)がドメイン対象を捕まえようとする瞬間瞬間の流れのあの感覚に似ている。これ以上は、うまく説明できない。
  • 1人のモデラーが描くのではなく、複数人(ドメインエキスパート、エンドユーザー、テスター、プログラマー、UXデザイナー、etc...)が対話を通じてソフトウェアのかたちをつくりだしていく瞬間瞬間の過程を設計と呼ぶ。

うーん。ソフトウェア設計の一般的な考え方を転倒させる力ありそうなのだが、説明しきれん。ムリがありすぎるのかな。 考えるのはここで中断しよう。

「ある世界の中で能動的な観察者達が対象を記述する=つくり出す過程」について、何かしらの興味がある人は、おすすめ。