「こちら側」と「あちら側」に境界はない

http://nb.nikkeibp.co.jp/free/x/20060320/20060320005444.shtml

梅田 しかし、若い世代の最も過激な方からは「(この本は)ぬるい」と言われるんですよ。何でぬるいかというと、彼らにとっては「こちら側とかあちら側とか言っているけど、それは両方ともリアルなものだ」。つまり「リアルの世界で生きていることとネットの世界に住んでいることの区別というのは、人間の脳にはできないんだ」というぐらいのことを言うわけですよ。

映画の攻殻機動隊を連想した。プラグでネットとつながった素子は、少しずつ素子のアイデンティティとネットの境界が曖昧になっていく。そしてラストに素子がネットの海に融合する話(記憶が曖昧です;)
僕らはプラグではなくキーボードとディスプレイでネットにつながっているわけだが、「こちら側」と「あちら側」の融合は上記から考えると着実に進んでいるでいるわけで、こんな現実を予言していた攻殻機動隊ってすごい映画だなぁとあらためて思った。