映画 カポーティ

1000円で見てきた。「ティファニーで朝食を (新潮文庫)」の作者で知られるトルーマン カポーティがノンフィクション・ノベルの小説「冷血 (新潮文庫)」を書き上げるまでのお話。物語は表面上、淡々とすすむ。が、カポーティの、静かでありながら激しく複雑な心の揺れが見所。小説で名声を得るために犯人をだまし利用する「冷血」な男なのか、犯人との共通のバックグラウンドに共感して助けたいと願う男なのか。
結局は本の「冷血」を仕上げるわけだが、その後、彼は・・・

ラストにぐっときた。何とも言えない複雑な気持ちにさせる。


主演のフィリップ・シーモア・ホフマンの存在感は圧巻。