モデリング リファクタリング

http://giantech.jp/wiki/2007-06-15_04-22
にかすって反応。
心理学がいうところの「概念モデル」と、ソフトウェア業界がいうところの「概念モデル」、差異を感じる。


前者の心理学の「概念モデル(メンタルモデル)」は、個人がある現象をどのように解釈し、なぜそのような行動したかをモデル化したものを強調する。
後者のソフトウェア業界の「概念モデル」は、複雑な観察対象のシステム全体の構造や振る舞いをとらえることを強調している。
前者が、個人の主観、仮説、思い込み、偏見が概念モデルに組み込まれていることを強調し、
後者が、ものごとの本質をとらえて、客観的でクリーンなモデルであることを強調している


よく知られる「分析麻痺症候群」は、「前者の心理学の概念モデル」に近い
「分析麻痺症候群」は、分析者が「完全な後者の(概念)モデル」を作成しようとして、
いつまでも完了しない現象をモデル化したものである.


個人的には、「前者の概念モデル」が好き。「後者の概念モデル」から若干距離をおいている。
ふりかえりは「前者の概念モデル」のリファクタリングの核となる活動である。
#おっと、振る舞いが変わってしまうな。テストもないな。

上記はすべて私の勝手な思い込みの「前者の概念モデル」に相当するのでご注意を