XP祭りに参加しました.

一番印象に残ったのは相馬さんの発表かも.最近、お金の視点を交えてソフトウェア開発を語れるようになる必要があるのかなと思うことがあるので.

まだ、私の中では残念ながら論理でつながってないが、
TDDとリファクタリングとユーザ企業のIT投資のROIの関係性を感じ取れたセッション


下記は話を聞いての整理(私の勝手な解釈も混じっているのでご注意を

契約の話

  • 小さなとこからこつこつと実績をあげて信頼を築くスモールスタートで
  • 完全一括というアプローチではなく、契約を継続するというアプローチ
    • もし顧客がソフトウェア成果に不満がもてば契約を打ち切り、効果のでない投資は行わない選択肢をキチンと示すこと
      • 技術力の高さの自信が契約を切られないという自信
  • 納期、コスト、品質を固定にすることをしても、ストーリーのスコープを完全には固定にしないこと
    • ユーザ側も優先度の高いストーリーを契約時に、すべて認知しているわけではない。固定にするととりあえず盛り込んでおこうという心理が働いて、費用対効果の低い不要なストーリーを混入してしまう傾向がある.そんな開発で本当にユーザ企業にとって費用対効果の高いIT投資ができるわけがない.

この契約に乗ってもらうには信頼と実績が必要なので、まずはスモールスタートから.

開発の話

  • 開発する前段階の業務分析はとても重要
  • ソフトウェア開発におけるスループットを上げるときには次を気を配ること
    • 動作するソフトウェアを交えたヒヤリングと提案でユーザにとって重要なストーリーをユーザと探索すること
    • TDDとリファクタリングである一定のきれいなコードを保ち、継続して同じベロシティで機能追加や機能変更ができる状態を保ち続けること


TDDとリファクタリング -> イテレーション -> リリース -> ユーザ企業のROI のリズムをうまく統合させるということなのかな