ダイアローグ

ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

ダイアローグ――対立から共生へ、議論から対話へ

同じ会社の人が読んでいたらしいので再読.ダイアローグを知ったのは、フィールドブック 学習する組織「5つの能力」 企業変革をチームで進める最強ツールで4〜5年前.こっちの方がダイアローグの要約はつかみやすいかも.ずーっと実践しようと心がけている習慣.自分の意見の吊り下げや呈示など、かなりの訓練が必要と思う.


ダイアローグの重要なポイントを、【もしも話】で紹介.

ダイアローグのもしも話の前提

  • 私が熱心的なAgileの支持者、B、Cさんは熱心的なウォータフォールの支持者、3人がダイアローグを行うというシチュエーション

私が聞き手として心がけること

  • 「私が熱心的なAgileの支持者であること」を保留し、B、Cさんの話に注意深く耳を傾けるといった、寛容的な態度を取ること
    • このとき、自分の内面も傾聴すること.(感情、心拍数など身体的な変化も観察すること)
    • Bさん、Cさんの意見を支持するかは保留してもよい.きちんと聞くことがポイント
  • 「私が熱心的なAgileの支持者であること」に固執し、「でも」「だけど」とすぐに反論するような、防衛的な態度を取らないこと

私が話し手として心がけること

  • 「私が熱心的なAgileの支持者であること」を保留し、自分の意見を仮説として扱い、みんなで私の仮説をレビュー修正するといった、寛容的な態度を取ること
  • 「私が熱心的なAgileの支持者であること」に固執し、自分の意見をちょっとdisられたぐらいで感情を爆発させ怒鳴り散らすような、防衛的な態度を取らないこと

ダイアローグがうまく進めば

  • 私の内面にある種の葛藤が発生
  • 私、Bさん、Cさんの間に心地の悪い感覚を共有
  • ブレイクスルー.意味が集団の中で流れ出す.

失敗すれば

  • ダイアローグが崩壊.ディスカッション, ディベート
  • 感情的対立が発生し、だだの口喧嘩へ
  • 葛藤、不安、心地の悪さを避けて、安易な妥協へ

ダイアローグの意図は、集団で共通の意味を深く探求すること
説得や結論を出すことは、意図していない.