弁証法 テーゼ、 アンチテーゼ、ジンテーゼ

前回は、クリス・アージリス、ジェームスG.マーチに惹かれたが、今回は大前研一に惹かれた.次に野中、紺野.

前に読んだ、空間―機能から様相へ (岩波現代文庫)の中で、非ず非ずの否定の美学ふれたら、弁証法も読み返したくなった.ようやく昨日に本を見つけた.


非ず非ずは「ひょうひょう」としている.対して、弁証法は「がち」.

仮にAgileの中に弁証法が内包されているなら, 次の方程式がなりたつ.

ジンテーゼ = テーゼ × アンチテーゼ
Agile(t) = Agile(t-1) × 否Agile(t-1)

弁証法の実践のコツの1つは、否定-矛盾の存在に寛容的であること.否定-矛盾の存在は、個人レベルでは葛藤、チームレベルでは意見の対立として、観察できる.葛藤や対立を安易に避けるのではなく、葛藤や対立と真摯に向き合うことが弁証法には求められている.やっぱり、がち.

キーワードメモ

テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼアウフヘーベン、フロネシス(賢慮)、綜合(シンセシス)、実践的推論、アブダクション(直感的仮説推論)