プロフェッショナルの条件
プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
- 作者: P・F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: 単行本
- 購入: 88人 クリック: 689回
- この商品を含むブログ (419件) を見る
面談の準備があまりできんかったが、ちょろっと読み返した。
この本は、読めば読むほど味が出てくる。1ページごとに至言がでてくる。
ドラッカーは社会派。ただ、この本は少し特殊で、個人に焦点を当てている。ドラッカーは、MBOの基礎概念を呈示しており、個人の計画と内省に焦点をあてているセクションがいくつかある。恊働作業のふりかえりの核心に迫りたい人も、読み方を変えれば発見がいくつかある。
ドラッカーはマーケティンングの概念をいくつか呈示している。
1文だけ紹介
..,
しかるに、組織の中に成果は存在しない。すべての成果は外の世界にある。客が製品やサービスを購入し、企業の努力とコストを収入と利益に変えてくれるからこそ、組織としての成果がある。組織の中に生ずるものは、努力とコストだけである。あたかもプロフィットセンターがあるかのごとくいうが、単なる修辞にすぎない。内部には、コストセンターがあるだけである。
成果を出すという事にシビアな態度をとるドラッカーらしい言葉。この文を読むと、内と外という概念の前提に、異議を唱えたくなるが、私をぴりっとさせる文である。