プレファクタリング
読み終わった。プレファクタリングって用語は発明しなくてもよかったんじゃないかなと思うんだが。。。
この本もっと、広まってもいいよね。
会話、日誌(前提条件と決定事項の文書化)、ライトなユースケース記述、画面プロトタイプ、疑似言語、受け入れテストケース記述、CRCカード、クラス設計、いくつかの設計原則などなどで設計をすすめる本。
一部DDDに似たものも感じた。
一番印象に残ったのは、サムと私(開発者)会話のレベルの高さ。
サム「。。。あなたがこのような内容のことを聞いているのであれば、私は大金を費やしたくはありません。」
私「いいでしょう。私も、もっと重要なことのために資金を取っておいた方がいいと思います。」
限られた資金のなかで、優先度をつけて、機能を選択していく重要性の話がしれっと出てくる。
。。。
「では、私はプログラマになるのですか?」とサムは尋ねました。
「もちろん、私たちはチームの一員です」と私は答えました。
ビジネスポリシーで変更が加わりやすい箇所では、
プログラミングの記述をビジネスレベルまで抽象度を引き上げ、
一部のパラメータ変更(割引率の変更)がサム(顧客)でも
簡単にできるように設計するんだよ、のような会話が、しれっと、出てくる。
プレファクタリング ―リファクタリング軽減のための新設計 (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Ken Pugh,木下哲也,有限会社福龍興業
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2006/01/16
- メディア: 大型本
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