The OZ Principle (主体的に動く)

過去に数冊のコーチングの本を読んだ中、一番好感をもったコーチング・マネジメント―人と組織のハイパフォーマンスをつくるの著者が監訳をしていたのと、「アカウンタビリティマネジメント」とう聞き慣れない言葉が気になって買ってみた。

「被害者意識を克服して、アカウンタビリティを発揮しようね」というのが、この本の趣旨。
アカウンタビリティは、「主体的に仕事や事業の責任を引き受けていく」という意味で、この本では使われている。

被害者意識にとらわれている状態をライン下、アカウンタビリティを発揮している状態をライン上と名付けている。
アカウンタビリティの基本ステップは、現実を見つめる、当事者意識を持つ、解決策を見いだす、行動に移す。コーチング系を連想する内容。

チェックリストが各章にちりばめられていて、確認しながら読めて、理解しやすいです。

一番始めに出てくる、セルフチェックリストの判定表や、あえて一時的にライン下におりて、みんなで愚痴をこぼし、もう一度ライン上モードに移るといったエピソードに好感を持ちました。

タイトル「主体的に動く」だけど、副題をタイトルにした方が良かったような気もしなくもない。