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- 作者: 河本英夫
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1995/07/01
- メディア: 単行本
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システム論の一派であるオートポイエーシスにチャレンジしてみた。これは好みが分かれるね。
説明しようとしたが、難しかったのでやめる。適当に吐き出し。
自己言及による生成システム。コミュニケーションが産出するのはコミュニケーション。差異の連鎖。メタの不在。システムには、まず動作がある。古典物理学のように、まず空間があって、時間があって、物質があって、運動法則にしたがって物体が運動するのようには考えない。一般的な組織論のように、まずビジョンや目的があって、アクションがあるのようには考えない。観察者という、特別なポジションを放棄。主体と客体の喪失。システムそのものの視点に近づくように。記述する言語 <<< 生成する言語。オートポイエーシスは元は、細胞の運動、神経システム系の法則を説明するために。
ゲーデル・エッシャー・バッハの本を読んだときは、自己言及と人工生命との関係がさっぱり読めなかったが、この本を読んで、何かつながりを感じた。
ボームが内包秩序で、科学するための記述言語(あるいは生成言語)として、動詞中心の言語設計を行ったりしていたが、何か似たものを感じた。