純粋理性批判 1

純粋理性批判〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

純粋理性批判〈1〉 (光文社古典新訳文庫)

コペルニクス的な転回(認識が対象に従うのではなく、対象が私たちの認識に従って規定される)のところは、いろんな本で形を変えて出てきた内容なので読み取れた。On Dialog だと "through" が 関連するだろう。
この本の世界的な影響はやっぱでかいなと思った。

形而上学。英単語だと mèta・phýsical。 英単語のほうが、連想しやすい。
一部の人が mètaphýsical に惹かれるのは、
死の体験(人が死ぬと身体経験は不可能。経験/体験(死)を超越する何かを求めたい)が何らか関連しているのかなと、
ふと思った。


時間と空間の箇所の理解度は低い。
量子力学が、デカルトニュートン的な絶対空間/絶対時間の前提を否定していたが、
カントもデカルトニュートン的なものではない空間/時間を描いていた模様。

哲学分野が、先行して、空間/時間についてあれこれ練って、
科学分野では、量子力学の登場で、時間と空間の前提を大きく描き直したのね。