「生産性」の概念の勉強し直し

「生産性」と言えばドラッカーテーラーが私はぱっと思い出す。

ドラッカーと生産性

ドラッカーの言葉を探していたら、うう!?と思わせる。

"生産性の本質を測る真の基準は量ではなくて、質である"

時間あたりの「量」を基準に使うことはドラッカーは否定的で、代わりに「質」を問うているのだ。単位時間あたりにどれだけ付加価値を生み出したか(量ではない)。ドラッカーらしく、どきっとさせる。

テーラーと生産性

僕らが自腹でコンピューターが買うことができることは今当たり前だがテーラーが考案した「科学的管理法」が一役買っている。

”当時(20世紀初頭まで)のアメリカの経営や労使関係は、いくつかの問題を抱えていた。経営者の側には、経験や習慣などに基づいたその場しのぎ的な「成り行き経営」が一般的であって、統一的で一貫した管理がなされておらず、労働者にその皺寄せが回ることがある[1]などの問題を抱えていた。また、生産現場では、内部請負制[2]が、非効率な生産や組織的怠業が蔓延するなどの問題を引き起こしていた。つまり、労働者側は賃金や管理面において、経営者側は生産が適正に行われているかという面で、相互に不信感を抱いているような状況であった。
テイラーは、管理についての客観的な基準を作る事で、こうした状況を打破して労使協調体制を構築し、その結果として生産性の増強や、労働者の賃金の上昇に繋がって、労使が共存共栄できると考えた。こうして科学的管理法が考え出されたのである。”
科学的管理法 - Wikipedia

経営者と従業員の関係カイゼンのために、生産性UPすればフーンフフーンして賃金アップの社会システムづくり模索した経緯がある。一方、機械論の世界観が強く、批判に遭うこともしばしば。テーラーの考案したアプローチの作用、副作用いろいろ現代に残っていることが  Wikipediaなどから感じ取れると思う。

科学的管理法(かがくてきかんりほう) - ITmedia エンタープライズ