戦略サファリ

第二版が出たので、買って読み返してた。一版には、各手法の特徴がわかる風刺の効いた絵があったのだがなくなっていた。ちょっと残念。マンモスを狩る絵は画は気に入っていたのだが。

この本、ハウツー本ではないので、すぐに明日から何かに役立つわけではないのだが、「適応型ソフトウエア開発」が好きなら気に入ると思う。
アジャイル登場以前に、別分野で起きていた議論がサファリに書かれている。この議論は、ソフトウェア開発の世界でも起きているので参考になる。


ソフトウェアの計画や設計のコンテキストであれば、下記のような問いかけを浮かばせてくれる。


なぜつくるべきか、何をつくるべきか、どのようにつくるべきかについての判断の際に、

  • 複数の知見と個人の知見とをどのように扱う?
  • 発見と予見をどのように扱う?
  • 過去現在未来 をどのように扱う?
  • 場所はどこで判断する?
  • だれが判断する?
  • いつ判断する?
  • 具象と抽象 をどのように扱う?
  • 漸進的カイゼン と 断続的改革 をどのように扱う?
  • ボトムアップトップダウン をどのように扱う?
  • 内側のケイパビリティと 外側の環境をどのように扱う?
  • 実行と計画 をどのように扱う?
  • 学習と計画をどのように扱う?
  • パターンとビジョンどのように扱う?
  • 感情と理論をどうのように扱う?
  • 変化と安定をどのように扱う?
  • 意志と決定要因をどのように扱う?
  • 。。。。


戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック

戦略サファリ 第2版 -戦略マネジメント・コンプリート・ガイドブック

適応型ソフトウエア開発-変化とスピードに挑むプロジェクトマネージメント (Object Oriented Selection)

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