ハッカーと画家

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
色々考えさせられる一冊。

1章どうしてもオタクはもてないか

学校という閉鎖された社会思、思春期の子供の残虐性について説く。
僕が中学生のころは、先生の言うことを従いすぎていたなぁ〜と反省。
フーコーの監獄、権力についての考察を思い出した。

2章ハッカーと画家

画家をメタファーにソフトウェアを創ることについて説く。

ハッキングの最良の形態とは、仕様を創ることだ。ただ、仕様を創る一番の方法はそれを実装することだ、ということに過ぎない。

絵画の例からひとつ学べること、少なくとも確認できることは、ハッキングをどうやって学んだらよいかということだ。絵を描くことは、絵を描きながら学ぶ。ハッキングも同じだ。

ソフトウェア開発が工学、サイエンスに傾倒しすぎている危険性を改めて感じた。
そもそも何で現代のソフトウェア開発が、こんなに思想が偏っているのだろうか?こんなに偏った思想でソフトウェア業界は大丈夫なんだろうか?不安だぁ。

ミンツバーグが、リーダーシップを語るとき、アート(芸術)-サイエンス(科学)-クラフト(匠)3つの尺度を提示し、1つのみに偏ることの危険性を示唆したことを思い出した 。

続きは後日。