物語 ストーリーテーリング

http://giantech.jp/wiki/2007-03-04_04-37に反応

「ストーリーテーリング」を知ったのは、HBRのリーダーシップの手法の1つで。
もともと脚本家の人がビジネスの分野に転用したのがきっかけで有名になった、だったかな?
記憶があやふやです。


従来のパワーポインターで数字やグラフを利用した合理的な説明では、
人は「理解」はできても「行動」を喚起することができない。
この問題に対する解に「ストーリーテーリング」。


「ストーリーテーリング」の最大の特徴は人の「情緒」面に大きくスポットライトを当てている点。
この論理的背景には、「感情が行動を喚起する」である。
脳神経学や心理学の面から、感情と行動の相関関係性は既によく知られている。


ToBe-AsIsのギャップは、物語の「壁」「葛藤」に該当する。
物語の登場人物は、この「壁」に果敢にチャレンジ。
時には失敗して落ち込み、時には壁を乗り越えて喜ぶ。そして、新たな壁が登場して・・・・
ドラゴンボールを思い出すw。


一喜一憂する人の姿がいきいきと描かれて、人を魅了する。
「よし、私がこの物語の参加者になるぞ」。
Goodな語部は、人々の魂を熱くさせる。



「ザ・ゴール」は、小説という形で、製造業(と家庭)の問題を、
合理と感情を見事に統合して、物語った快作である。