TPS,リーンに興味ない人向けの「リーン開発の本質」の読み方の手順

リーン開発の本質

リーン開発の本質

トヨタとかリーンというキーワードに反応して、この本をスルーしている開発者がいるんじゃないかなと.スルーするのは、あまりにもったいない.

トヨタとかリーンに興味がない人が、スルーすべきは、この本ではなくて、この本の一部.
おすすめセクションは次

8章 品質

リリース計画、イテレーション計画、ユーザストーリー、テスト駆動開発の連続性に興味のある人は、ぜひおすすめ.
図8.3と図8.9を見ると、RSpecのStory FrameworkとSpec Frameworkの意図がすんなり理解できる.また、当たり前だが、RSpecは、ユーザビリティテストとかには向かないことをはっきりと理解できる.私の場合、BDDの印象がこの章を読ん変わった.

4章ムダ

ムダという語彙はTPSとかLeanから来ている.が、そこは全力でスルー.
よく読むと、開発現場でよくある現象が具体的に書いてあり、とても参考になる.

3章価値

プロダクトオーナ、プロダクトマネジャ、要求取りまとめに興味がある人は必見.
「グレイトなプロダクトをつくるためには、リーダーシップが重要」と書いてある文献は意外と少ないので貴重.

9章パートナー

オープンソース開発の仕組みから学べる点を探っているセクションがある.



その他にも、普通にソフトウェア開発の具体的な実際の現象の記述があり、
そこからソフトウェア開発の本質が読み取れるようになっている.

この本はやっぱおすすめです.