TPS,リーンが好きな人向けの「リーン開発の本質」の読み方の手順

リーン開発の本質

リーン開発の本質

私の場合、学生時代に、大学で「管理工学」を専攻して、TPSとかリーンとかを普通に勉強していた時期がある.そんな私が感じたんだが、「リーン」について著者の本気度がひしひしと伝わってくる.

この本、読み方を変えれば、ソフトウェア開発をメタファに、リーンとかTPSの勉強ができる本になっている.


おすすめは次

6章 人

平鍋さんおすすめのセクション.
デミングのセクションは、心に響く.泣きそうになった.すまん嘘をついた.正直、泣いた.
製造業ドメインを少しでも、かじったことのあるにとっては、「デミング、キター」と感じることができるセクション.

1章 歴史

GJ!数回は読み返してしまった.全体最適/局所最適の話とか、在庫減らしによる問題の顕在化の話とか、自動化とにんべんのついた自働化の話とか、ジャストインタイムの話は、TPS,リーン好きなら,たまらないはず.
テイラーの評価が低いのはちょっと残念.

3章 価値

製品開発の話は好き.

10章 旅立ち

シックスシグマ、TOCがちょこっと書いてある.「シックスシグマ」という言葉には、品質向上の意思が込められている.



全体の印象としては、製造業における著名人やアイデアが思っていた以上に出てきて、ちょっと驚いた.