インタラクションデザインの教科書
インタラクションデザインの教科書 (DESIGN IT! BOOKS)
- 作者: Dan Saffer,吉岡いずみ,ソシオメディア株式会社
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 90回
- この商品を含むブログ (35件) を見る
惹かれた章は、Chapter5,6,8。
Chapter5
インタラクションデザインのコンテキストでは、プロダクトやサービスのドメイン対象の現地の調査活動を行ってレポートをまとめるのも、ホワイトボードスケッチでプロダクトイメージを表現するのも、ペルソナを活用するのも、ユースケースで要求をまとめるのも、プロトタイプを作成するのも、ユーザに利用してもらうテストを実施するのも、どれも「デザイン」活動の一環であるらしい。
プロダクトやサービスの感性的なイメージを画像のコラージュで表現するムードボードは、ちょっと驚き。
Chapter6
物理的なボタン、素材、形、フォント、色、音といった基礎的なデザインの要素を取り扱っている。
Chapter8
プロダクトと比べ、無形的で捕らえにくいサービスについて1章使っていることに好感。ロールプレイングは、サービスのプロトタイプなんだね。
その他
Chapter4
デザイン分野でどうして、民俗学系のフィールドワークのアプローチがポピュラーなのか不思議に思っていた。が、国際的なプロダクトの輸出、サービス展開という経済活動で、文化の相違が、プロダクトやサービスが売れる売れない大きな要因になりうる背景を踏まえると、当然といえば当然であるように、この本で読み取れた。