暗黙知の次元

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

何かと引用が多い本なので購入。3、4回読み返した。後半では、科学発展の原理・原則などにも言及している。著者のポジションは、科学は、研究者の個人的な確信から、研究に打ち込み、隠された普遍的な真理を探求しつづける活動というスタンスのようだ。

この本、感覚器官・身体を基盤にした心的システムだけでなく,倫理的な社会システムまで言及が入り、想像していたものよりも、範囲が広い。心的システムと社会システムをまとめて扱おうとするムーブメントはどこが源流になるんだろうか。。。


オートポイエーシスの類似点・相違点、弁証法との類似点・相違点などなどが気になった。