知能の原理

知能の原理 ―身体性に基づく構成論的アプローチ―

知能の原理 ―身体性に基づく構成論的アプローチ―

きまぐれ購入。サブタイトルが、「身体性に基づく構成論的アプローチ」となっている。

フィジカル要素がない前提の人工知能の研究ではなくて、環境と相互作用するロボットをつくりながら、知能を研究するようなアプローチ。ちょうど読みたかったテーマなのでクリティカルヒット。身体知に興味がある人はおすすめ。9章「知的な企業の創設」にミンツバーグの名前が出てる時点で、Goodな本ですw



完全エージェントの特性が気にいったので、ちょこっとだけ引用。

1. エネルギー散逸、摩擦、重力などの「物理法則に従う.」
2. 実世界に働きかけ、相互作用を通じて「感覚刺激を作り出す.」
3. 振る舞いを通じて「環境に影響を及ぼす.」
4. 環境と相互作用することにより、ある「アトラクタ状態」を持つ「複雑なダイナミカルシステムを構成する.」
5.「形態による計算をする.」

専門書というよりは、一般の人向けの読み物として書かれいる。いろいろ刺激のある本です。