知能の原理
- 作者: Rolf Pfeifer,Josh Bongard,細田耕,石黒章夫
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 133回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
きまぐれ購入。サブタイトルが、「身体性に基づく構成論的アプローチ」となっている。
フィジカル要素がない前提の人工知能の研究ではなくて、環境と相互作用するロボットをつくりながら、知能を研究するようなアプローチ。ちょうど読みたかったテーマなのでクリティカルヒット。身体知に興味がある人はおすすめ。9章「知的な企業の創設」にミンツバーグの名前が出てる時点で、Goodな本ですw
完全エージェントの特性が気にいったので、ちょこっとだけ引用。
1. エネルギー散逸、摩擦、重力などの「物理法則に従う.」
2. 実世界に働きかけ、相互作用を通じて「感覚刺激を作り出す.」
3. 振る舞いを通じて「環境に影響を及ぼす.」
4. 環境と相互作用することにより、ある「アトラクタ状態」を持つ「複雑なダイナミカルシステムを構成する.」
5.「形態による計算をする.」
専門書というよりは、一般の人向けの読み物として書かれいる。いろいろ刺激のある本です。