memo
- 作者: Rolf Pfeifer,Josh Bongard,細田耕,石黒章夫
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: 単行本
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メモ
エージェントの設計原理
原理1:三構成要素の原理
「知能エージェントの設計は、(1)生態学的ニッチの定義、(2)所望の振る舞いとタスクの定義、(3)エージェント自体の設計、という三つの構成要素からなる」
原理2:完全エージェントの原理
「エージェントを設計する際には、実世界で振る舞う完全エージェントを考えなければならない」
原理3:チープデザインの原理
「エージェントの設計において、生態学的ニッチと環境との相互作用の特性がうまく活用されれば、その設計と制作ははるかに簡単で『チープ』になる」
原理4:冗長性の原理
「知能エージェントは、(1)異なる物質的プロセスに基づく別々のサブシステムが並列に機能し、(2)しかもこれらのサブシステムの機能が部分的にオーバーラップするように設計されなければならない」
原理5:感覚運動協調の原理
「感覚と運動の協調によって構造化された感覚刺激をえることができる」
原理6:生態学的バランスの原理
「生態学的バランスの原理は二つからなる.第一に、ある与えられたタスク環境においてエージェントの感覚、運動、そして神経システムの複雑さは整合性がとれていなければならない.第二に、形態、材料、制御と環境の間のバランスがとれていて、タスク分散がおこなわれていなければならない」
原理7;並列緩結合プロセスの原理
「多数の並列プロセスが身体性、特に環境との身体性相互作用を通じて協調しあうことによって知能が想発する」
原理8;価値の原理
「知能エージェントは、そのエージェントにとって何がよいかを決める価値システムを備えている」