”パ タ ン ラ ン ゲ ー ジ か ら プ ロ ジ ェ ク トラ ン ゲ ー ジへ” に目を通した

http://patterns-wg.fuka.info.waseda.ac.jp/asianplop/proceedings2011/asianplop2011_submission_25.pdf


《クオリティ》 は、《人々》と何らかの《構造》との関係が、《適合(fit)》しているか否かの《基準》として《働く》。その基準は、物差しのような外部参照する要素だけでなく、心の内側の要素も参照している(と考えられる)。


例えば、開発者とCodeの関係。Codeに《クオリティ》が備えてあれば、読みやすく、修正しやすく、テストしやすい。開発者は、そのCodeにある種の心地よさを感じるはずだ。(逆に、意図の不明確なCodeやエラーメッセージが出れば心をかき乱される。幾つかは、不吉な(危険な)臭いとして知られる。)


プロジェクトランゲージの主眼は、前述の「《人々》と《構造》」の関係というよりも、「《人々》と《ふるまい》」あるいは「《人々のふるまい》」になる。《クオリティ》 を備えた《人々のふるまい》を通じて,《クオリティ》 備えた《構造》が立ち現れる。


例えば、開発者とTestingの関係。《クオリティ》を備えてたDeveloper Testingを通じて,《クオリティ》 備えた Test Code/ Production Codeが立ち現れる。
例えば、チームメンバーとPlaningの関係。(プロジェクトランゲージの主テーマは、Agileの文脈では、Planningに近い。差異もある。)



余談。
「内外のメタファ(内:主観・心、外:客観・環境)の暗黙的な使用を保留すること」を覚えると、アレグザンダー系の考えに一歩近づけるのではと、考えている。が、保留すると、代わりにどのように対象を記述したら良いのかがわからない。。。