Ruby会議 2011年に参加しているよ

3日目

tDiary

@hsbtとtDiaryとテストとその周辺に取り巻く人々の話。日記というサービスの性質上、長く使われることが前提になる。(Ruby)ユーザに魅力的な日記システムを提供しつつ、開発者が継続的に楽しんで開発やメンテにかかわり合うコトが出来る仕組みが必要になってくる。

何度か耳にしていたが、25年を掲げているのはすごいなと思った。長く続けるには、安全にコードに触れるようにテストを用意したり、開発者がCodeに積極的に関れるように、Clean Codeに書き換えたり修復したり、機能の取捨選択や削除を積極的に行ったり、Rubyの新しいバージョンに対応したり、メンバが集まって楽しんで会話できる場があったりと。Rubyコミュニティほど大きな規模ではないが、tDiary(とそこに集まる人達)にRuby(とそこに集まる人達)と類似する要素を感じとれたのが、すごく良かった。

キーノート

すごく良かった。あとで書き直したいがメモ書き。講演を聴いているなかで、100年の潮流のなかで、もし関数型パラダイム(あるはもっと別の何かの概念パラダイム)がOOに取って代わって、メインストリームになった場合は、ハイブリットでいくのか、ゼロから設計しなおすのか、想像してちょっと気になった。

何度か講演を聞いたり、7つの言語 7つの世界を読んだりして知っていたが、Rubyの設計指針は、人がプログラムを書くという行為をいかに楽に楽しくするかが(マシンを速く動かす事よりも)優先条項になっているんだなと再確認した。プログラミング言語がネイチャーオブオーダーでいうところのセンターの役割をしている。現在までの歴史をみてみると、RubyRailsの周りには人が自然と集まり、何か新しい価値観やアイデア秩序やWebサービスが形成されてきた。コミュニティ形成まで考慮すると、言語設計の際、「たのしい」は、プログラミング言語(を使う人々)が成長していく上で、重要な要素の一つなのだろう。