DDDを新人向けに 1時間 読書会を開いた

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 (IT Architects’Archive ソフトウェア開発の実践)

3部を、新人向けと考えて、厳選してやったつもり。
難しいところは難しかったようだ。


下記は、読書会で選んだ項目。

  • 意図の明白なインターフェースを 太字中心に読む
  • 副作用のない関数
  • 表明
  • 独立したクラス
  • 閉じた操作
  • ストラテジー(簡単に解説するだけ)
  • リファクタリングのレベル (P191付近を読む)
  • しなやかな設計 (P248付近を読む)

リファクタリングのレベル」 は、読み忘れたな。
よく知られているファウラーのリファクタリングと異なること語っており、
この本の特徴の1つをつかみやすいところになっている。


私個人は、すごい気に入っているが除外したのはたくさんあった。

  • 8章:この本のなかで一番 ドラマチックで熱いストーリーが読める(結論も熱い)。よくよく読むと、ドメイン駆動のありがちな誤解である「ドメインを実装へ1方向的に落とし込む」といった世界観ではないことに気づける章になっている。
  • 9章:「述語」に興味があれば パタンの《仕様》は面白く読める。その他、開発者がドメインに近づいていこうという様が読めるところ。
  • 10章後半 :8章で出てきた シェアパイの実装部や 《仕様》 の応用例が出てくる。値オブジェクトとその周辺パタンの理解が深まる。
  • 11章:アナリシスパターン(の一部) が 思いのほか実装寄りの側面を感じ取れる。