知恵の樹

知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫)

知恵の樹―生きている世界はどのようにして生まれるのか (ちくま学芸文庫)

読み返している。何かを知る/学ぶや 生物学のコンテキストで自己組織化に興味がある人はおすすめ。
著者は、オートポイエーシス系で有名な人。

観察者が対象を観察し簡潔明瞭に記述する(物理学者が 物理現象を観察し、数学を使って簡潔明瞭に記述する)という説明の仕方をいったん脇に置いておくのがこの本を読むコツの1つ。開発のコンテキストであれば、「(モデラーが)ある対象のモデルを記述する」や「プログラマーがある対象のテストやコードを簡潔明瞭に記述する」という記述に疑問が湧き始めてくる。

オートポイエーシスのまなざしでプログラミングという運動を見直すというちょっと変な読み方をしている。そんなこと1行も書いていないのだが。