ソフトウェアづくりのインプットとアウトプット

t0時点の人々のメンタルモデルとソフトウェア をインプットにして、t1時点の人々のメンタルモデルとソフトウェアをアウトプットしている閉じたシステム系であると想定すると、ソフトウェアづくりがいったいどのような仕組みで動いているのかがちょっとすっきり捉えられた気がした。

何もつかう人のメンタルモデル(システムに対する期待する振る舞い)がt0時点で’存在’する訳ではない。
動くソフトウェアを触りながら、つかう人のメンタルモデル(システムに対する期待する振る舞い)が’生成’されつつ、ユーザのメンタルモデルをもとに動くソフトウェアが”生成”される。

つかう人のメンタルモデルとつくる人のメンタルモデルとソフトウェアを刻々と差異化しながら、この世界の振る舞いを書き換えていくのが、ソフトウェアづくり。


言語操作がメイン活動だが、ある世界の振る舞いを具体的に、直接的に、大きく書き換える力があるのは不思議な感覚だ。