リーンのアナロジー
ソフトウェアエンジニアが、リーンのコアの考えを理解するアナロジーとしては、
ストリーム・コンピューティングがベターじゃないかなと、XP祭りのとあるLTを見て思ったことを思い出したのでメモ。
ストリーム・コンピューティングの場合は、流れるのは情報。DBにデータを大量に溜め込んで、バッチ処理するのではなく、絶え間なくシームレスに情報を処理し続けるアーキテクチャ。
製造業のコンテキストのリーンの場合、全体に流れるのは部品や製品といった「物理要素」であり把握しやすい。ものをいかにスムーズに絶え間なく【流れ】をつくり続けるかが焦点。不要な在庫は流れを止めてしまう要素であるし、気づかないまま途中工程で不良品をつくり込んでしまうと、差し戻しや、リコールといった、よくない【流れ】を生み出していることになる。
売れ筋の流れは、スループット(単位時間あたりの儲ける量)が高くなる。
物理な流れを、お金の視点で解釈できるように会計のほうまで、話をすすめる。
ゴールドラットの場合、物理的なもの流れの側面だけでなく、思考プロセスまで踏み込んでいった。
人々の思考(偏見、意見の対立など)が、ものの流れを妨げる要因となると考えたからであろうか。
ものの流れをスムーズにするには、仕事の進め方を変えていく必要がある場合がある。
なんだが、ここで、意見の対立が発生しやすい。
この対立解消は、ものの流れをシームレスにするのに重要なキーとなる。
ソフトウェア開発のコンテキストにおける、リーンは。。。
まだ、私の中で、整理できていない。
- 全体の範囲をどこに設定しているのか?
- 全体の中で何の要素が流れているのか?
- 流れを妨げる要因はなにか?
- ソフトウェアカンバンはその流れを的確に表現できているのか?
- その流れはお金の視点で解釈可能か?
まだ私は的確に答えられない。