読書中 プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

プログラマが知るべき97のこと

読み始めています。1話1話が短いので、読みやすいです。

パラパラと読んで、自分の過去の経験と照らし合わせて
読む(似ている話なのか、異なる話なのか、未知の話なのか)といろいろ想起させてくれます。

  • 知らないことは、新たに視点をアップデート
  • 知っていてうんうんとうなずけるのは、その考えを強化
  • 自分の考え(過去の振る舞い)と矛盾していることは、おちついて見つめ直す。いったん自分の考え(判断基準)自分が置かれたコンテキストをわきに置いといて、書き手が何を大切にしているかを読みとるところから。
    • 慣れてくれば、帽子をかぶり直して、批判的に読んでみるのも。例えば、73の単一責任原則。DCI設計の帽子をかぶると、この原則を採用しつつも、ここで書かれているサンプルとは異なる Code の形が 良い形だという異なる結論になる。でどっちをプロジェクト推奨にするんだ、とその選択基準は何なのかと。DCIの帽子を脇において、Active Recordの帽子を被れば、saveなど データベースよりの実装が Entityに集まっており、わざわざ、リポジトリーの元ねたをコードジェネレーションする手間を省いている。一方、もう一度、単一責任原則の帽子を被りなおすと、純粋にデータベースよりの処理と、ドメインよりの処理の異なる変更サイクルが同一ファイルに混ざって、原則を破っているわけで。。。全部の帽子をいったんとって、はてさてと。

97シリーズのフォーマットの良さは、そのまんま97人。(一人ではなく)複数人がモザイク状、セミラチス状に,「xxxが知るべきこと」の教義的な命題を語っている点かな。
個々では矛盾しているのもあるが、まぁまぁ、と対処できるのが人間さぁ。
パターンのような形式知になる前段階で,日常的なタバコ室の経験談話よりも、明文化されているという位置づけ。

本の中身の要素間や自分の過去経験(そして、未来の自分の良いとするプログラマ像)
とのつながりは読者自身にゆだねられています。