パタンとパターン

最近社内のあるメーリングリストでは、妙に次のイベントで盛り上がっていた
http://www.agileprocess.jp/modules/eguide/event.php?eid=18
# 最初の前ふりは、私なのだがw

沢田マンションは、もしかしたらテレビで見たことあるかも・・セルフビルドはかなり刺激的だ


パネルディスカッションの中埜さんは、講演を昔聴いたはず.パターンの理解がGof本だった当時の私には、中埜さんのパタン話は、いい具合に裏切られた.


建築におけるパタンランゲージは、建築家の専門家同士の共通語彙ではなく、家(街)をつくる人と住む人の共通語彙をめざしている.住む人が家(街)づくりに積極的に参加できるような仕組みを用意をしようとしている.
単に共通の語彙だけにとどまらず、ファシリテーションで出てきそうな合意形成過程もターゲット内であったと記憶.(原寸大の設計の話とか石のスープの例え話、たぶん中埜さんから聞いた.)

もしも、中埜さんがソフトウェア開発の要求のとりまとめを行うとしたら、会議室に引きこもって、Documentとにらめっこしないだろう.リリース先の現場に足を運び、キーマンを集めて、デモとかマジカ!とかペーパープロトタイピングとかCRCロールプレイングやその他の新しい何かを駆使して、わいわいがやがやと意見交換しながら、要求を取りまとめるだろうな.
この際の語彙としては、Gofとか、J2EEパターンとかの専門用語は使わないな.Yahoo Design Patternなら使うかも.これが、ぼくの中埜さんの印象.

ちなみに、ソフトウェア業界ではパターン.建築業界はパタン.発音も違うらしい


今度のアジャイルプロセス協議会の前半は、開発者と顧客・エンドユーザの関係性、XPの思想について考えさせられる内容なるだろうと想像している.